ジンベイ!
2021年 03月 22日
先日FBに投稿しましたが、
2/21のダイビングで10mオーバーのジンベイが出たんです!
ここから先は会員サイトの動画の話になってしまいますが、
動画の途中でツノダシの周りからサメの姿が消えています。
山ほどいたサメが急に、
フッ、、、と消えたのですよ。
おかしい・・・何かあるな~と思っていたら
サメが戻ってきました。
うーんなんだろう、何かあるのでは、、、と
サメにカメラを向けながら、視線は周囲に飛ばしていたら
ジンベイが出てきた!というわけで、
サメを映しているのに突然チリチリとベルを鳴らして、
カメラが横に振れて、というところに繋がっていきます。
動画の副題に「海からの贈り物」と付けましたが、
これってまさに贈り物、奇跡のような出会い、という感覚です。
パラオでジンベイの目撃回数は年間に10件もありません。
しかもこの回数はコロナ前、様々なポイントで毎日時間を変えて
多くの人が潜っている中での目撃回数が10件もない、という程度なのです。
僕らの現在のダイビング頻度はコロナ前の1/7~1/8にも下がっており、
遭遇率は確率論で行くと、とんでもなく低くなります。
しかもただジンベイが出たのではなく、
大型ザメの出現にプチパニックになった、
100匹以上のグレイリーフを従えて出てきたのです。
そもそもグレイリーフシャークが100匹以上群れているのが見られるのは、
このツノダシの時期ぐらいしかなく、
しかもそれだけのサメが集まる場所は、
パラオにこれだけダイビングポイントがある中、
ブルーコーナーとシアスコーナーだけしかないのです。
そのツノダシの時期というのは1年365日のなかで、
たったの1週間ほどしかありません。
つまりそもそも滅多に見られないジンベイ出現という出来事の上に
ありえないようなタイミングがいくつも重なり、
もう二度と見られないであろう光景が生まれた5分間、
ということだったのです。
自然ってホント、時に想像もしないことが起きますね。
それではまた!
by bmtomi
| 2021-03-22 16:57
| ダイビング